🔧Toolify

損益分岐点計算機 — 販売数・売上・限界利益

固定費(家賃・人件費・設備費)、1単位あたりの販売価格、1単位あたりの変動費(材料費・直接労務費)を入力して、損益分岐点の販売数と売上高を計算します。限界利益と限界利益率も自動算出し、任意の目標販売数での利益・損失のシミュレーションも可能です。

損益分岐点(販売数)

500 単位

損益分岐点(売上高)

25,000.00

限界利益

20.00

限界利益率

40.00%

目標販売数での利益

仕組み

損益分岐点とは?

損益分岐点とは、総売上高が総コストとちょうど等しくなる販売数量のことです。この点では利益も損失も発生しません。損益分岐点を下回る場合はビジネスが赤字になり、上回ると追加で販売した単位が純利益に直結します。計算式は「損益分岐点(販売数)= 固定費 ÷ 1単位あたりの限界利益」で、限界利益は「販売価格 − 変動費」で求められます。

たとえば、月間固定費が100,000円、1単位あたりの販売価格が5,000円、変動費が3,000円の場合、限界利益は2,000円です。損益分岐点は100,000 ÷ 2,000 = 50単位となり、損益分岐点売上高は50 × 5,000 = 250,000円です。51単位目以降の販売は1単位につき2,000円の純利益を生み出します。

固定費と変動費の違い

固定費とは、生産量に関わらず変わらない費用のことです。家賃・保険料・給与制の従業員の人件費・ソフトウェアのサブスクリプション費用・設備の減価償却費などが該当します。これらは1単位も販売しなくても、10,000単位を販売しても同額が発生します。一方、変動費は生産量に比例して増減します。原材料費・時間給労務費・梱包費・配送費・決済手数料などが代表例です。この2種類のコストを正確に分類することが、精度の高い損益分岐点分析の基本です。

準固定費(水道光熱費や基本給+歩合給の営業担当者の人件費など)は、固定部分と変動部分に分けて扱います。固定部分は固定費合計に加算し、変動部分は予想生産数で割って1単位あたりの変動費に含めます。中小企業では簡易的な近似値で十分なことも多く、2〜3か月間の実績コストを追跡して信頼できる平均値を算出するのが現実的な方法です。

限界利益率を使った価格決定

限界利益率(CM比率)は、1円の売上高のうち何割が固定費と利益の回収に充てられるかを示します。CM比率が40%の場合、売上高1円のうち40銭が固定費と利益に充当されます。固定費が回収されれば、残りがすべて利益になります。ソフトウェアやメディアのようにCM比率が高いビジネスは高額な固定費にも耐えられますが、食品小売や製造業のようにCM比率が低いビジネスは十分な販売量を確保する必要があります。

損益分岐点分析は価格設定にも強力なツールです。分析の結果、月間5,000単位の販売が損益分岐点だとわかったのに、市場が3,000単位しか支えられない場合は、価格を引き上げる(限界利益を増やす)・固定費を削減する・変動費を下げる、あるいは現在のコスト構造では事業が成立しないと判断するなど、何らかの対策が必要です。複数の価格シナリオを試算することで、最適なバランスを見つけることができます。

よくある質問

損益分岐点はどのように計算しますか?

損益分岐点(販売数)= 固定費 ÷(1単位あたり販売価格 − 1単位あたり変動費)で計算します。分母が限界利益であり、1単位の販売が固定費の回収にどれだけ貢献するかを示します。固定費が全額回収されると、それ以降の限界利益が1単位あたりの純利益になります。

限界利益とは何ですか?

限界利益(CM)は、1単位を販売した際に変動費を差し引いた後に残る金額です。CM = 販売価格 − 変動費で計算します。たとえば、製品を10,000円で販売して製造コストが6,000円の場合、限界利益は4,000円です。1単位販売するたびに4,000円が固定費の回収に充てられ、固定費が全額回収された後は4,000円がそのまま利益になります。

限界利益率とは何ですか?

CM比率(粗利益率とも呼ばれます)は、限界利益を販売価格に対する割合で表したものです。CM比率 = CM ÷ 販売価格 × 100。CM比率が40%の場合、売上高1円のうち40銭が固定費と利益に充当されます。異なる価格帯の製品間で収益性を比較するのに便利な指標です。

固定費には何を含めますか?

固定費には、生産量や販売数に関わらず一定の金額が発生するすべての費用が含まれます。家賃・水道光熱費・給与制の人件費・保険料・ローン返済額・ソフトウェアのサブスクリプション費用・設備の減価償却費などが該当します。特定の販売数量に達した時点で段階的に増加するコスト(例:1,000単位を超えたら従業員を一人追加雇用するケース)は、階段型固定費として、該当する数量範囲の固定費に含めてください。

変動費には何を含めますか?

変動費は生産量に比例して増減するコストです。原材料費・部品費・直接時間給労務費・梱包費・1単位あたりの配送費・取引ごとの決済手数料(例:販売価格の2.9%)などが該当します。EC事業者の場合は、モール手数料や返品引当金も含めてください。一定期間の変動費合計を生産数で割ることで、1単位あたりの変動費が求められます。

サービス業にも使えますか?

はい、使えます。サービス業では、家賃・給与制スタッフの人件費・ソフトウェア費用などが固定費に該当します。変動費は、1サービス提供あたりの直接コスト(時間単位で請求される業務委託費・1回のサービスで消費する材料費・予約1件あたりの決済手数料など)が含まれます。「1単位あたりの販売価格」はサービスモデルに応じて、1回のセッション価格・1プロジェクトの料金・サブスクリプション料金に置き換えて入力してください。

限界利益がマイナスになる場合はどうなりますか?

限界利益がマイナスということは、1単位販売するたびに損失が出ていることを意味します。変動費が販売価格を上回っている状態です。この場合、損益分岐点は存在せず、販売数を増やすほど損失が拡大します。事業を成立させるには、価格を引き上げるか変動費を削減するか、あるいはその両方が必要です。これはビジネスモデルの見直しを求める根本的なシグナルです。

価格設定の意思決定に損益分岐点分析をどう活用しますか?

複数の価格シナリオで分析を実行し、それぞれの価格が損益分岐点の販売数にどう影響するかを確認します。価格を上げるほど損益分岐点に達するために必要な販売数が減ります。その販売数の目標値と、実際の市場規模の現実的な予測値を比較してください。損益分岐点に達するために月間10,000単位の販売が必要なのに、市場が現実的に支えられる規模が2,000単位であれば、価格を上げるかコストを下げる(あるいはその両方)必要があります。損益分岐点分析によって、価格を確定させる前にこうしたトレードオフを可視化することができます。

広告について
  • NordVPN

    広告

    厳格なノーログポリシーと6000台以上のサーバーで、安全かつ高速なネット接続を提供するVPN。

    詳細を見る

関連ツール

最終更新:

AIプロンプトも見る →